2024年12月23日
御冠船料理をテーマに講演しました
沖縄大学で御冠船料理の話をしました。
日本栄養改善学会九州・沖縄支部の第12回学術総会でした。
学術総会は土曜日に行われ、
日曜日のこの日は市民公開講座が行われました。
枠は30分、
御冠船料理って話せば長くなるし、
市民公開講座という位置づけからして、
難しい話はよした方がいいだろうし、
かと言って学術総会の中の行事だし、
それなりのクオリティーは保たないといけないと思って、
結構、試行錯誤して準備に時間がかかってしまいました。
聴衆の中には私が所属する徐葆光の道を歩もう会の会員や、
御膳本草を読み解く会の会員もいました。
お会いできてうれしかったです。
フロアから質問した人は看護師でした。
さすが学術総会の行事です。
司会のマイクを握り、
座長も務めた山代寛先生は沖縄大学の学長でした。
学長って中国では雲の上の人で、
めったにお目に掛かれる存在ではありません。
名刺を頂いてびっくりしました。
そういう方が座長を務めるほどだから、
この市民公開講座はかなり格式の高い講座と思われます。
お話する機会を与えてくださった、
沖大教授で沖縄調理師専門学校理事長の新島哲太郎先生には多謝、感謝です。
今回の話の中で力点を置いたのは、
琉球王国の宮廷料理、御冠船料理を沖縄県の最高級ブランドに育て上げ、日本のみならず世界中の人の舌をうならせる存在に引き上げたいという思いです。
その展開として、以下の六つを挙げました。
現代風にアレンジすること。
体験型イベントを開催すること。
観光コンテンツと連携すること。
デジタルコンテンツの積極活用。
地域活性化と学校教育での活用。
国際市場に進出すること。
これまで10年余、
いろいろな試みを重ねてきましたが、
一つも実になっていません。
幻の料理を幻のまま終わらせるわけにはいきません。
ぜひ現代に蘇らせて、大いに活用したいと思います。
Posted by やんふぁ at 08:06│Comments(0)
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